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龍馬史 [伝記(日本)]


龍馬史 (文春文庫)

龍馬史 (文春文庫)

  • 作者: 磯田 道史
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/05/10
  • メディア: 文庫



 明治維新のきっかけとなった原因のひとつに、蚕の病気があったそうだ。

 蚕の病気が流行して、世界的に生糸がとりにくくなった。だが、日本では安価で良質な生糸の生産が続けられていたため、イギリスはこれに目をつけ、日本との貿易を行おうとした。

 イギリスは植民地である香港に本社を置くジャーディン・マセソン商会を通じて、生糸の貿易を買いつけるようになる。生糸を買いつけるだけでなく、薩摩や長州に武器や軍艦を輸出し始める。この武器が薩摩・長州が戊辰戦争で旧幕府軍を倒す際の力となる。

 イギリスとしても、江戸幕府が続くよりも、薩長を軸にした新たな政権が生まれてくれたほうが、自由に貿易ができて、生糸も手に入れやすい。だから、せっせと武器を売り込んでいったのだろう。

 坂本龍馬もこうしたイギリスの貿易に深く関わっていた。龍馬の率いていた商社「亀山社中」は、武器の売買と運搬が主要な業務だったからだ。

 磯田道史の「龍馬史」という本を読むと、この辺りのことが詳しく書かれている。龍馬の活躍や明治維新の流れというのも、イギリスとの関係が非常に重要だったことが分かる。

 坂本龍馬も薩長同盟の仲介人として有名だが、それだけでなく、商売人としての側面が結構強かったことが分かって意外だった。実はこの軍艦や武器の商売と、独自の海軍の増強が、明治維新において龍馬の果たした役割として最も大きかったということも。

 龍馬の生き方を通して、明治維新の流れが見えてくるというしかけの本。今まで知らなかったような背景が見えてきて興味深かった。
タグ:磯田道史
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井伊直虎 [伝記(日本)]


井伊直虎 (歴史新書y)

井伊直虎 (歴史新書y)

  • 作者: 小和田 哲男
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2016/09/03
  • メディア: 新書



 今年の大河ドラマの主人公は、井伊直虎という女城主。

 浜松出身なので、たいへん興味がある題材ではあるが、正直なところドラマ放映が決まるまではこの人物についてはなにも知らなかった。

 俄然興味がわいてきて、井伊直虎関連本を何冊か読んでみたところ、たしかにドラマの題材にはふさわしい波乱の人生を歩んだ人だとわかった。

 遠江の井伊領は、今川・武田・徳川・織田といった巨大勢力の狭間に置かれていた。今川義元の重臣という立場にあって、今川氏の戦いの急先鋒として参加しなければならなかった井伊氏。今川義元が桶狭間の戦いで織田信長に敗れると、今度は徳川・武田・織田といった勢力が、遠江の支配をめぐって策略を巡らせ始める。

 そんな戦乱の世の中にあって、男性の跡継ぎを次々に失った井伊氏は、出家していた直虎を城主に担ぎ上げて苦難を乗り切ろうとする。こうして女城主直虎の悪戦苦闘が始まる。

 歴史の話を聞いていて一番面白いのは、思わぬ試練に直面した人が出てくるところ。運命に直面した人々がどのようにして苦難を乗り越えようとしたのか、その生きざまを見るのが一番の醍醐味だ。

 だから、織田や徳川といった巨大勢力の渦の中にあって、井伊氏がどのようにして生き延びていったのかというテーマは、まさに歴史の面白さが凝縮されているといえる。

 非常に残念なのは、文献が少ないため、井伊直虎の人生のほとんどの部分が分かっていないということ。謎の部分は推測で埋めていくしかない。大河ドラマも、かなりの部分は想像を膨らませて作っているのではないだろうか。

 洋泉社歴史新書から出ている本書「井伊直虎」は、井伊直虎の生涯について、井伊家の置かれていた立場から果たした役割に至るまで、分かりやすく説明されている本である。文献の引用も豊富で、直虎の人物像が文献でどの程度明らかになっているのかということが詳しく書かれているところがよかった。
タグ:小和田哲男
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後白河法皇 [伝記(日本)]


後白河法皇 (幻冬舎新書)

後白河法皇 (幻冬舎新書)

  • 作者: 河合 敦
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/01/28
  • メディア: 新書



 後白河法皇は、源氏と平氏が戦っていた頃の時代、貴族社会から武士の社会に移り変わる頃、権力を握り続けた人物。激動の時代をどのように生き抜いたのか、本書にはその尋常ならざる生きざまが描かれている。

 そもそも後白河法皇が皇位を継承したのは、極めて意外なことだったらしい。後白河法皇は、鳥羽上皇の子ではあるが、彼は第4皇子だったのだ。

 いったんは第1皇子の崇徳天皇が皇位を継いだので、崇徳天皇の子が次の天皇になるのが順当だろう。もしくは、第2皇子、第3皇子が皇位を継ぐのが本来だろう。

 だが、実際には、崇徳天皇が退位した後、後白河法皇が皇位を継承している。

 これは、第2皇子が生まれつき目が見えず、第3皇子が生まれつき歩くことができなかったからである。

 また、鳥羽上皇と崇徳天皇の間には親子の確執があった。実は鳥羽上皇と崇徳天皇は実の親子ではない可能性があったのだ。

 鳥羽上皇の妻は鳥羽上皇の祖父である白河法皇と不倫をしていた。その結果、生まれたのが崇徳天皇である。宮中をそういう噂が流れていたのだ。そのため、鳥羽上皇は形式的には自身の第1皇子であるはずの崇徳天皇を「叔父子」などと呼んで忌み嫌っていたという。

 このような鳥羽上皇と崇徳天皇の確執があって、鳥羽上皇の策略で崇徳天皇の子は皇位を継ぐことができなくなり、後白河法皇が皇位を継ぐことになってしまった。そして、この流れは、やがて後白河法皇と崇徳天皇との間の対立という形となって現れ、保元の乱という戦にまで発展するのだった。

 本書を読み進めると、この時代には、こういうドロドロとした権力の座を巡る諍いがずっと続いていたんだなあということが見えてくる。そして、貴族同士の権力をめぐる争いに勝つための武力装置として、平氏や源氏といった武士たちが現れるのだ。武士も最初は貴族の道具のような用いられ方だったのに、その武士の力がだんだん強まっていって、やがては貴族社会を崩壊させるに至ってしまった。歴史というのは皮肉なものだ。

 それにしても、後白河法皇という人物は一風変わっている。戦が続いたり自ら幽閉されたりしている中で、呑気に流行歌に熱中したり、祭りをしたり、絵画の収集に励んだりと、趣味の世界にエネルギッシュに没頭していたそうだ。一体何を考えているのだろうという感じだが、こんなに脳天気そうに見える人が、乱世の時代を誰よりもうまく生き延びていったのだから、人生とはわからないものだ。

 保元・平治の乱などというと、教科書などではさらっと済んでしまうような話であるが、詳しく話を聞いていくといろいろと深いいきさつがあることが分かって面白い。源氏と平氏がどうして戦うに至ったのか? そのあたりのことも詳しく触れられていて、なかなか勉強になる本だ。
タグ:河合敦
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吉田松陰と久坂玄瑞 [伝記(日本)]


吉田松陰と久坂玄瑞 高杉晋作、伊藤博文、山県有朋らを輩出した松下村塾の秘密 (幻冬舎新書)

吉田松陰と久坂玄瑞 高杉晋作、伊藤博文、山県有朋らを輩出した松下村塾の秘密 (幻冬舎新書)

  • 作者: 河合 敦
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/11/27
  • メディア: 新書



 吉田松陰というのも面白い人物である。

 とにかく本を読むのが大好きな人だった。1日平均2冊、年600冊を読破していたのだとか。当時の出版事情を考えてもすごいことだったのではないだろうか?

 黒船密航の罪で牢獄に入れられたときも、ひとり嬉々としていたようだ。これで晴れて自由に本が読めるぞと前向きに考えていたのだ。周りの囚人からも奇妙なやつが来たなと思われていたらしい。

 本を読むのが好きなだけでなくて、人に語ったりするのも大好き。孟子や孔子の訓話だとか本で読んだ話だとかを、人に話して聞かせていた。周りも最初は気味悪がって避けていたようだが、だんだん松陰の語り口に乗せられて、結構面白いじゃないかということで、感化されてしまう。

 他人の才能を見抜く力もあったようだ。獄中でも囚人たちの詩や習字の才能を見いだしては、「あなたの書体はすばらしい。弟子にしてください」などと言って、彼らの長所を伸ばしていったんだそう。人には誰にでも何かしらの才能があるというのが松陰の考えだった。

 囚人たちも世間のつまはじきにされた者たちばかりだったろうから、自分たちの才能を認められるのはさぞうれしかっただろう。囚人たちはこぞって松蔭に弟子入りし、牢獄の監督人までもが松蔭の講義を拝聴するようにまでなる。とうとう牢獄は松蔭の塾のように変貌してしまうのである。

 まさに生まれながらの教育者といえるだろう。こうした彼の教育者としての才能がさらに発揮されたのが、有名な松下村塾。わずか2年という短い期間のうちに、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋といった偉人たちを輩出するようになったというから驚異的である。松蔭の教えがその後の明治維新の動きへとつながっていく。

 「吉田松陰と久坂玄瑞」を読むと、このあたりの話がふんだんに紹介されているし、当時の人間模様がわかりやすく描かれている。人が人に与える影響が歴史を変化させたんだということがわかるところが面白かった。

 松蔭は志半ばで処刑されてしまうが、彼の教えを受けた久坂玄瑞や高杉晋作が松蔭の意志を継いで、その後の日本を変えていくことになる。教育や人間同士の影響力というのも面白いものである。松蔭がいなかったら、明治維新も違った形になっていたのかもしれない。
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二代将軍・徳川秀忠 [伝記(日本)]


二代将軍・徳川秀忠―忍耐する“凡人”の成功哲学 (幻冬舎新書)

二代将軍・徳川秀忠―忍耐する“凡人”の成功哲学 (幻冬舎新書)

  • 作者: 河合 敦
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/04
  • メディア: 単行本



 考えてみると、江戸時代ってすごいなと思う。

 徳川家康が征夷大将軍に任命されて、江戸城が新政府軍に明け渡されるまで、250年以上も続いたのだ。ひとつの家系がずっと権力を握りつづけたというのも珍しいし、乱世から一転して平和な時代が長く続いたというのも驚かされる。

 天下を取った徳川家康の力があってこそというのは言うまでもないが、むしろ、そのあとを引き継いでいった者たちの努力も並々ならぬものだったのではないだろうか。

 会社でもなんでも創業者が飛びぬけた才能を持っていると、そのあとを継いでいくのは難しいと思うのである。普通に考えたら、二代目三代目になるにつれて、どんどん勢いがなくなっていくんじゃないか。新しいものを作る才能も大事だけれど、いったん作ったシステムを維持していくのも別の才能が必要だろう。

 家康から天下を引き継いだ二代目は、3男の秀忠だった。家康の跡を継ぐのは、相当なプレッシャーだったに違いない。なにしろもともとは戦国の世であったのだから、ちょっとしたバランスの崩れで、また乱世に逆戻りということも十分にあり得る状況なのだ。

 秀忠の人生も山あり谷ありである。家康からはとくに期待をされていて、関ヶ原の合戦でも精鋭部隊を率いていたらしい。しかし、あろうことか、遅刻して合戦に間に合わなくなってしまうという大失態を演じる。精鋭たちが一向に現れず、やむなく秀忠抜きで戦う羽目になった家康は、当然のことながら大激怒したのだとか。

 それからの秀忠の人生はひたすら家康に忠実に従い、家康のやり方を徹底的にまね、従順な生活を続ける。関ヶ原の失敗もあって、周囲からは凡庸な人物と見られていたようだ。

 ところが、家康が亡くなると、秀忠は一転して別人のように活躍する。大名たちを厳しく統制する行動に出て、問題を起こした大名家をつぶすようなことを繰り返している。秀忠の行動に震え上がった大名たちは、秀忠に一目置くようになっていく。

 下手を打てば、徳川家をつぶしかねない中で、うまく大名を統制して次の世代に引き継いでいった秀忠。二代目に与えられた難行を見事に果たしたといえるのではないだろうか。

 本書は秀忠の人生を豊臣秀吉の天下の時代のころから描いている。家康もすごいけれど、この秀忠もただ者ではなかったのだなあということが分かる本だった。こうなってみると、徳川家のその後の運命も深堀してみたくなってきた。
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さむらいウィリアム [伝記(日本)]


さむらいウィリアム―三浦按針の生きた時代

さむらいウィリアム―三浦按針の生きた時代

  • 作者: ジャイルズ ミルトン
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本



 ヨーロッパからアメリカ大陸南端を通る西側航路を渡り、日本に漂着したイギリス人ウィリアム・アダムズ(三浦按針)の伝記。

 エリザベス1世がイギリスを統治していた時代、ヨーロッパの商人たちは、世界に向かって冒険を繰り広げていた。香辛料に金や銀、新たな市場など、巨万の富を求めてアジアやアメリカへと向かう、し烈な競争が巻き起こっていた。

 アダムズもそんな冒険に思いをはせる人物のひとりだった。彼はオランダの貿易事業に参加することになり、リーフデ号に乗って、香辛諸島を目指す航海に出る。

 だが、その航海は想像を超えた苦難の連続だった。アフリカ西岸に着いた頃には、すでに食料は尽きようとしていた。食料を補給しようと、陸地に上陸しようとすると、土着の者たちに襲われ、船員たちは次々に無残な死に方をした。航海自体も困難を極めた。ひどい嵐に襲われたり、厳冬に悩まされたり、太平洋では現在位置さえも定まらず漂流したりもした。壊血病や熱病に襲われ、船員たちの人数も残り少なくなっていった。

 そんな地獄のような航海を経て、ようやくたどり着いた場所が日本の豊後の港だった。着いた頃には船員たちはみな飢えかかり、病に倒れ力なく横たわっていたという。そんなアダムズら一行は、日本の町や人々を見て仰天する。そこには未開人や野蛮人がいるのではなく、洗練された文化が広がっていて、優雅な衣類を身にまとった人々が生活していたからだ。

 こうしてアダムズは長い航海を終えたわけだが、彼の本当の冒険はここから始まることになる……。

 前半の航海の部分だけみても、ジュール・ヴェルヌの冒険小説を読んでいるような大迫力の内容で、非常に読み応えがある。当時のヨーロッパの人々にとって、日本に来るのがこんなに大変だったのかというのがよく分かるように書かれていた。

 だが、本当に面白くなるのはやはり日本に着いてからで、日本に渡来した外国人たちと日本人との交流が詳しく描かれている。

 アダムズが日本に漂着したときというのは、ちょうど関ヶ原の合戦の直前の時代。アダムズは徳川家康に召しかかえられて、旗本にまで上り詰める。当時のアダムズと家康との関係が非常に詳細に描かれていて、当時の人々がこんな生活をしていたのかということが目に浮かんでくる。

 キリスト教と日本との関係も変遷が分かるように描かれていて興味深い。最初は、宣教師たちを重宝がっていた家康だったが、やがて、キリスト教徒たちが増えていくことに脅威を感じるようになると、キリスト教を禁ずる方向に進んでいく。家康以降も禁教は続き、信者をせん滅しようとする恐ろしい場面も描かれていた。カトリックとプロテスタントとの争いも日本を舞台にして繰り広げられていたようで、プロテスタントであるアダムズらとカトリックであるイエズス会宣教師らが対立する。

 当時の世界史と日本史がどのようにリンクしていたのかが、本書を読むとよく分かるので、非常に勉強になる本だった。アダムズという人物も名前くらいしか知らなかったので、こういう人生があったのかと、読んでいて驚かされた。
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明治・父・アメリカ [伝記(日本)]


明治・父・アメリカ (新潮文庫)

明治・父・アメリカ (新潮文庫)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1978/08/27
  • メディア: 文庫



 SF作家・星新一の父、星一は、星製薬という会社を創業した人物。その創業にいたるまでの道のりは、夢や希望、苦難とがないまぜになった、波乱に富んだものだった。本書は、星一がたどった足跡を、息子である星新一が書き記した評伝である。

 福島の田舎出身の星一は、勤勉な性格で、新しい文明を貪欲に吸収しようと、東京へやってくる。商学校で苦学に励み、その後渡米。アメリカでは働きながらコロンビア大学に通い、経済学を学ぶ。そして、伊藤博文や野口英世、新渡戸稲造、後藤新平といった著名人らとも交流をはじめる。

 こんなたくましい人がいたのかと驚くような人物で、東京から大阪まで古本を担いで、野宿しながら売り歩いたり、当時としては珍しいアメリカへの移住を果たしたり、その行動力には舌を巻く。

 とくにアメリカにわたってからのエピソードが面白い。渡米したとたんに日本人に騙されて有り金全部を持って行かれてしまい、無一文同然の身に。やむなくスクール・ボーイと呼ばれる家事手伝いの仕事をはじめるが、最初はアメリカ人の習慣がわからず、数多くの失敗を繰り返してしまう。だが、やがてアメリカでの生活にも慣れてきて、めきめきと頭角を現し、むしろ重宝がられる存在にまでなっていくのだ。

 遠い異国の地で、言葉の壁がありながらも、知恵と努力で困難を乗り切っていく姿には感動を覚えるし、ひとかどの人物になるために勉学を続けたり、アメリカで商売を始めたりするところは、まねようとしてもできないような突き抜けたところがある。

 江戸時代の末期から明治維新、文明開化、日清戦争、日露戦争など、歴史の移り変わりが星一の人生を通じて浮き上がっていくところも面白かった。人々の生活がだんだんと変化していく様子が、市民の目線から伝わってきて、歴史というものが身近に感じられてくるのだ。

 星新一の父親がこんなに紆余曲折の道を歩んできたとは知らなかった。こういう面白い人生があるのかという驚き。同じことはできないけれども、見習うべきところが多々あり、本書を読んで、自分ももっとたくましく生きねばという気分にさせられた。
タグ:星新一
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