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東芝解体/電機メーカーが消える日 [ビジネス]


東芝解体 電機メーカーが消える日 (講談社現代新書)

東芝解体 電機メーカーが消える日 (講談社現代新書)

  • 作者: 大西 康之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/05/17
  • メディア: 新書



 大企業というと昔は安定しているイメージがあったけれども、最近はそうでもないなあと思う。優良企業と呼ばれていた会社でも、破綻してしまうことがある。そんな例をよく目にするようになった。

 何が起こっているのだろうと常々疑問だったのだが、「東芝解体/電気メーカーが消える日」という本を読んで、少し事情が見えてきた。日本の名だたる電機メーカーの敗北の歴史が語られている本だ。

 日本の産業は電力と電話という、ふたつのシステムによって守られてきた部分があるそうだ。つまり、国民から集めた膨大な電気料金や電話料金が、東電などの電力会社やNTTなどの通信会社に集約される。この潤沢な資金は、電力ファミリー、電電ファミリーと呼ばれる企業(三菱重工、東芝、日立、NEC、富士通)に流れる。流れた資金を利用して、設備投資がなされ、研究開発やインフラ整備が進む。

 資金繰りが安定するのはいいことだが、反面、メーカーは電力会社やNTTに依存するようになり、新しいことにチャレンジしなくなる。世界の変化の流れから乗り遅れ、国際競争力を失い、「ガラパゴス化」してしまう。

 東西冷戦の時代は、アメリカも日本を反共防波堤にしたかったので、電力ファミリーと電電ファミリーのシステムに目をつぶっていたが、冷戦が終わると競争を求めるようになった。日米構造協議によって、電力自由化と通信自由化が進められる。これまで潤沢な資金を得てきた電機メーカーは、資金繰りに苦しむようになり、迷走することになる。

 このようなことが原因で起きたのが、東芝、シャープ、NECといった名だたる企業の苦境なのだ。

 日本の産業も、いつの間にやら地殻変動が始まっていることがよく分かる内容。もう大きい会社だから安心という時代ではないなあと思う。むしろ、小さくて新しい会社がイノベーティブなものを生み出したりしていて、面白かったりする。

 いろいろ崩壊していくような怖いことも書かれているけれど、自分の中では新たな時代がやってくるというワクワクが大きい。
タグ:大西康之
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イーロン・マスク/未来を創る男 [ビジネス]


イーロン・マスク 未来を創る男

イーロン・マスク 未来を創る男

  • 作者: アシュリー・バンス
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/09/16
  • メディア: ペーパーバック



 スペースX社のCEO、イーロン・マスクの半生をたどった本。

 スティーブ・ジョブズに並ぶイノベーターということで、どんな人物なのか気になって読んでみたら、本当にぶっ飛んでいた。

 マスクの描き出すビジョンは実に未来的だ。地下空間にチューブを張り巡らせて、カプセル型の乗り物で移動する交通システム。再利用可能なロケットの開発。火星に人類の居住可能なコロニーを作る火星移住計画。太陽光で発電し、無料で充電可能な電気自動車システムなど。

 一見すると、「こんなの夢物語なんじゃないの?」と一蹴されてしまいそうな構想だろう。実際にも、マスクがこうした計画を打ち出したときには、周囲の反応は冷ややかなものだったらしい。どうせ失敗するだろうと。

 だが、マスクの本当に凄いところは、単なる夢にとどまらず、自らのビジョンを現実世界に実現してしまうところだ。これまでにないような技術を創り上げていかなければならないし、ビジネスとして利益も出さなければいけない。次々に立ちはだかる様々な問題をクリアして、壮大な構想を形あるものにしていくところは驚異的だった。

 スペースXやテスラモーターズ、ソーラーシティなど、次々に人類の夢が実現していくところは、読んでいて爽快感がある。

 現状の技術を少し改良するというのではなく、根本的な発想から変えてしまい、これまでにないような世界観を見せてくれるところが未来的。SF小説に出てくる、未来の大企業家を地で行くような人生だ。世界を引っ張っていくのは、こういう人なんだろう。

 一方的なイーロン・マスク礼賛本というわけでもなくて、ドロドロとした社内紛争についてもたくさん書かれている。ジョブズとかと同じで、凄い人だけど強烈で怖そうな人だなあということも伝わってきた。
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誰がアパレルを殺すのか [ビジネス]


誰がアパレルを殺すのか

誰がアパレルを殺すのか

  • 作者: 杉原 淳一
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2017/05/25
  • メディア: 単行本



 自分とまるで関係ない業界の話を聞くと、驚くことがある。

 アパレル業界についても何も知らなかったので、本書を読んでいろいろ驚いた。衣類などというと、生活必需品であるから景気に左右されないものなのかと思っていた。ところが、最近になって業界全体がかなり低迷しているのだという。

 原因として考えられるのは、旧来のビジネスモデルが古くなってしまったこと。戦後の高度経済成長時代の経営スタイルを未だに続けてしまっている。大量に生産して、百貨店に大量に流し、大量消費を促す。規模の経済によって低コストを実現するのが狙い。

 ところが、このようなスタイルを続けた結果、供給過剰となり、店頭には似たようなデザインの服ばかりが並び、消費者からはそっぽを向かれてしまった。

 おまけに新たな競争相手も増えてきた。ユニクロだのファストファッションだのと、低価格を売りにした競争相手も生まれているし、メルカリなどの中古市場も大人気だ。

 本来なら、新たなビジネス展開を模索すべきであるのに、時代の流れに追いついていない。未だに古いモデルを引きずってしまっているため、業界全体が沈みゆく状況にある。これがアパレル業界の現実だというのだ。

 その影響は、アパレル業界に依存していた百貨店にも及ぶ。外国人の爆買いのおかげで一時期は持ち直したものの、ブームが過ぎ去った今、有名百貨店が次々に閉店に追い込まれてしまっている。

 なんだかすごいことになっているけれども、消費者の目から見て分からなくもない。昔と比べて選択肢がどんどん増えているからね。百貨店で洋服を買うというのはめったになくなってしまったし、ネット通販も使うし。大勢の売り手が消費者のシェアを奪い合っているわけで、古いモデルの売り手はシェアを取られるわけだ。

 こういう話はアパレル業界に限った話ではないよなあとも思う。分野の垣根なく、消費者の行動パターンが変わってしまったのだから。どんな業界でも旧式のモデルは通用しなくなってきているだろう。

 この手の本を読むと、これからどうなるんだろうという不安の声も書かれているのが常だ。でも、むしろ面白い時代になるともいえるのではないだろうか。まさに時代の転換期。何が起こるか分からないというワクワク。新しいことを始めるパイオニア精神。

 あまり怖がらずに、どんと構えて生きていきたいものだ。南国のサーファーのように時代の荒波に乗る。なんだか楽しそうではないか。
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自分の時間を取り戻そう [ビジネス]


自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

  • 作者: ちきりん
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/11/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 時間というものは貴重である。

 仕事に追われてばかりの生活を続けているせいか、最近とみにそのことを考えるようになった。生活に余裕がないと、気分まで落ち込む。気分が落ち込むと、体調まで悪くなり、仕事もはかどらなくなる。

 そんな悪循環に陥っていたから、時間を取り戻すというのは自分の最近の最大のテーマになっていた。だから、本書を目にしたときにはまさに自分のために書かれたんじゃないかと思えたほど。

 時間を取り戻そうというタイトルだから、仕事を効率よく回すコツが書かれているのかと思ったら、それだけではなかった。本書が対象にしているのは、仕事だけでなく、家事、育児、趣味、レジャー、学習と、生活全般に及んでいる。

 どうやったら、生活時間をうまくやりくりして、自分の一番好きな時間に回すことができるのかが書かれているのだ。

 大前提は、何が大事かは人によって違うということ。バリバリ働くのが好きな人もいるし、家でのんびりするのが好きな人もいる。料理をしているのが好きな人もいれば、旅行をするのが好きな人もいる。好きなことは人それぞれだし、好きなライフスタイルも人それぞれだ。
 
 ただ、共通して言えるのは、自分の一番したいことに時間を回すことができればそれにこしたことはないということだろう。本書に書かれているのは、そのための極意なんである。

 本書を読んでいろいろと気づきがあった。一番大きな気づきは、余った時間で何をすべきなのか? 自分が一番何をしたいのかを考えるべきということ。そもそも何をしたいのかということを明確にしないと、せっかく時間が余っても無駄にぐーたらしてしまうだけ。

 まずは自分のしたいこと「To Do リスト」を作って、自分のやりたいことを見える化すべきだったのだ。そうして自分のやりたいことに優先順位をつけていき、余った時間を当てていく。仕事の時間を減らすことを考える前に、まずは余暇の時間を効率的に使うべきだったのだ。

 仕事の効率化のコツのようなことも書かれているけれども、そういうノウハウ的なことよりも、時間というものを意識的に考えるきっかけになったことが、本書の一番の収穫だった。
タグ:ちきりん
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NASAより宇宙に近い町工場 [ビジネス]


NASAより宇宙に近い町工場 僕らのロケットが飛んだ

NASAより宇宙に近い町工場 僕らのロケットが飛んだ

  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/11/05
  • メディア: Kindle版



 ロケット開発などというと、NASAなどの大規模な施設が必要なんじゃないかとか、国家規模の大がかりなプロジェクトのような気がしてしまうが、意外とそうでもないらしい。本書を読むと勝手なイメージが覆される。

 本書に出てくるロケット開発を行っているのは、北海道赤平市にある植松電機という会社。社員20人の会社というから少し驚いた。

 小さな会社かもしれないが、やっていることは世界有数らしい。日本では数少ない重力実験施設がある。液体燃料を使わない安全なロケットエンジンの開発。宇宙に出た後でまた地上に戻ってくる世界初の人工衛星の開発。打ち上げ後にブレーキをかけることのできるロケットの開発など、宇宙飛行士や海外の研究者も驚くようなことをやってのけている。

 宇宙開発が身近に感じられると同時に、規模の小さな会社でも、やろうと思えばいろいろな夢を実現できてしまう。思い描いた夢を実現している人々の成功例を見ることができる。

 筆者が口癖のように繰り返し書いているのは、「どうせ無理」という言葉をなくしたいということだ。

 筆者自身が人生の中で何度も人に言われた言葉だとか。「お前の頭じゃいい学校には入れない」「夢みたいなことを考えていないで、現実的なことを考えるように」「お前たちの人工衛星が宇宙で動くはずがない」そんなネガティブな反応ばかりを受け続けた筆者は、判で押したような周囲の反応に反発する。そして、「無理」という言葉を跳ね返すかのように、自身の思い描いていた夢を次々に実現させていく。

 「ロケットを開発するのはお金がかかりすぎて無理なんじゃないか?」普通ならそう考えてしまうところを、どうやったらお金のかからない方法で作り上げるのかを考える。実際に筆者の開発しているロケットはホームセンターなどで購入できる材料でできてしまうのだ。

 たしかに「どうせ無理」という言葉はつい使ってしまいがちで、謙遜のつもりであっても、なにか最初から諦めてしまうようなことを自分でも言ってしまうことがある。でも、それは失敗を怖がっているだけだし、甘えに過ぎないというのは筆者の言う通りかもしれない。無理というのは簡単で、何も工夫も努力もしないということと同義なのだから。

 一見して不可能に見えるところにも、アイデア次第で新たな道筋が見えることがある。物を作るということは、基本は手作りである。そんな実例がたくさん紹介されていて、世界の見え方を変えてくれる本。「どうせ無理」とか、安直に言わないほうがいいよとこの本から教えられた。
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新・観光立国論 [ビジネス]


デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

  • 作者: デービッド アトキンソン
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2015/06/05
  • メディア: 単行本



 イギリス人アナリストが提唱する日本の観光立国論。

 日本はこれから人口が減少していくということが言われていて、人口減による経済への影響ということが将来問題になりうる。人口減による悪影響をなくすために、移民を受け入れてはどうかという議論もあるけれども、問題点・反対論もあるので、容易にはいかないだろう。

 じゃあ、どうしたらいいのかということで、筆者が提唱しているのが観光立国論なのである。

 日本は観光産業としての潜在力を持っているのに、生かし切れていない。「気候」「自然」「文化」「食事」という観光立国になるための4条件を備えた稀有な国であるにもかかわらず、諸外国にアピールできておらず、宝の持ち腐れになってしまっている。本来であれば、今よりも大勢の外国人観光客が来てもいいはずなのに……。

 逆に見れば、日本の現在の観光業の問題点を改善していけば、人口減から来る経済への悪影響を埋めることができるのかもしれない。日本の観光産業は成長するポテンシャルがある分野なんだそうだ。

 京都などに行くと外国人観光客をよく見かけるし、中国人観光客の爆買いとかの話もあってか、これまで外国人観光客は多いという感覚だったのだが、本書を読むとそれほどでもないらしい。数字で見ると、日本を訪れる外国人観光客の世界的な標準にまではまったく達していないという。

 日本は住みやすくていい国だなあなんて勝手に思い込んでもいたが、外国人観光客にとってみたら不便な点が山のようにあるということも書かれている。交通システムの不便さだとか、言語対応の甘さだとか、文化財・歴史に対する保護の不十分さとか。今まで気にしなかったけれど、たしかに言われてみればそうかもしれない。

 外国人目線で見てみないと分からないようなことがたくさん書かれていて、こんなところを見ているのかというのが面白い本である。苦言が多いのだけれど、「日本はすごい」的な自画自賛ばかりするよりもいろいろな気づきがあってよい。「おもてなし」なんて言っているけれども、ちょっとちがうんじゃないかとか、いろいろ日本と外国との認識の差があるようだ。

 観光地に行った時に、外国人観光客はその場所にどんな歴史的なストーリーがあるのかを知りたがっている、というくだりはとくに面白かった。建物の外観的な美しさだけではだめで、背景にどんな物語があるのかというのはたしかに気になるし、外国人に限らず大事だなあと思った。
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マーケット感覚を身につけよう [ビジネス]


マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

  • 作者: ちきりん
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 マーケット感覚という考え方について書かれた本。

 これからは社会の市場化が進んでいくので、市場の感覚を身につけることが大事になってくるよということが書かれている。

 市場というのは、売り手と買い手がマッチングされる場所のこと。野菜を買ったり、本を買ったり、車を買ったり、人は誰しも、日々市場で何らかの取引をしている。物やサービスの交換だけでなく、学校選びでも就職活動でも婚活でも、広い意味での買い手と売り手がマッチングされる場所は市場になるだろう。市場がなければ何でもかんでも自給自足しなければならないけれど、そんなことは不可能なので、市場のおかげで社会が成り立っているといえる。

 ところで、筆者によると、現代社会においてこの市場に変化が起きているという。それは、社会の市場化がますます進んでいるということ。今までは、市場といっても限定されたコミュニティ内で取引が行われることが多かった。同じ地域内で野菜を売ったり、就職するのにコネを使ったり。距離的な問題があったり、物理的な制限があったため、取引相手は限られていた。

 しかし、最近になってその傾向が変わってきたのだという。その主たる原因はインターネットの普及。ネット社会が登場したことによって、遠くにいる人々同士がつながった結果、市場の範囲は大幅に拡大した。地域の壁が崩れて、遠隔地との間で売り買いが行われるようになり、就職なども無数の企業にエントリーするようになった。企業であれば、全世界に仕事を外注することさえ可能になった。

 では、社会が市場化すると、人々にどんな影響を与えるのだろう? 

 従来型取引では、同じコミュニティ内で取引できれば、安定的な取引が見込まれるので、ぬくぬくと生活できるというメリットがあって、グローバル世界との過当な競争にも巻き込まれないで済むかもしれない。ルールも変化が少ないだろうから、安心感があるかもしれない。

 他方で、こうしたコミュニティに入れない人からすると取引自体ができないことになるので、不公平に感じるかもしれない。組織内で上手くやっていけなかったり、そもそも組織に入れなかったりする人にとっては、組織外の人と取引できる社会の市場化はありがたいだろう。また、市場化する社会では、取引のルールも柔軟に変化していくので、ルールに縛られたくない人にもメリットがありそうだ。

 結局、市場化する社会によるメリット、デメリットはその人の置かれている立場によって違ってくるんじゃないか? 従来型の取引が向いている人もいれば、そうでない人もいる。規制されたほうがいい分野もあれば、規制を外して自由にしたほうがいい分野もある。市場化にはメリットとデメリットが両側面あって、どちらの社会がいいとは言い切れなくて、立場によって、分野によって違ってくる話なのかなと思った。
 
 本書を読んでよかったのは、こういう社会の構造についてあれこれ考えさせられることだ。市場化する社会という今まであまり考えてこなかったテーマについて、社会の大きな動きについて気づかされる。航空業界や宿泊業界、飲食業界など、身近なところに起きた変化などの例が書かれていて、市場という視点で見ると、社会のあちこちでいろいろな変化が起きているんだなあということが分かる興味深い内容だ。

 自分はどちらかというと、同じコミュニティの中でぬくぬく暮らすのが好きなほうだし、過当競争は苦手なほうだが、コミュニティに入れない分野もあるし、市場によるメリットというのはたしかにありそう。現実に、いろいろなところで市場化による恩恵を被ってもいるだろう。本書を読んでとくに面白かったのは、市場は選べるということに気づかされたことと、市場で交換される価値というのも多様であるということが分かったこと。市場にもいろいろな種類があるので、どこで取引をするのか、自分の向いている市場を選べばいい。何を売り込むのかということについても、買い手は思わぬ希望を持っているかもしれず、誰にでも今まで気づかないだけで意外な価値を持っているのかもしれない。

 市場という観点から社会を眺めることで、社会に対する見識が深まる内容であるし、生きていく上で思わぬ選択肢があることを知ることができて、選択肢を広げることができる本でもある。仕事でも日常生活でも、日々市場で取引をしていかなければならないのに、今まで根本的なルールがよく分かっていなかったんだなあと、本書を読んで反省……。これからの社会の荒波を乗り越えていくのに、役に立ちそうな本だった。
タグ:ちきりん
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USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? [ビジネス]


USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

  • 作者: 森岡 毅
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/02/26
  • メディア: 単行本



 何か問題を解決しなければならなくなったときに、ただ闇雲に事に当たったのでは、無駄に時間を浪費してしまうばかり。事態が解決するどころか、空回りしてしまうことも……。うまく問題を解決するためには、まずは戦略的にじっくりと計画を練ることが肝要だろう。

 そのためのツールとして有効なのが、戦略的フレームワークと呼ばれる方法。

 まずは到達すべき目標が何なのかをよく考えて、向かうべき方向を絞り込む(目的)。目標が決まったら、今度は目標を達成するために、どのような選択肢があるのか、大まかな方針を定める(戦略)。大まかな方針が定まったら、方針をさらに具体化させるアイデアを練っていく(戦術)。

 これら3ステップを踏むことで、徐々に考えるべき範囲を絞り込んでいって、時間や努力を集中していくことができるのだ。

 本書は、こうした戦略的フレームワークの考えを実際のアミューズメント・ビジネスの世界に用いた実践の書である。筆者はマーケターとして、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)からヘッドハンティングされ、当時苦境にあったUSJをV字回復に導いた張本人。どのように戦略を固めていくのか、具体的な事例から学ぶことができる。

 筆者がUSJから与えられた難問とは、一時期は来場者数が1000万人以上あったにもかかわらず、700万人を推移するようになってしまった現状。どうにかして集客を増やしたいという切実な問題だった。

 筆者は、目標を「1000万人レベルの年間集客を維持すること」と設定し(目的)、そのための戦略として、これまで集客の少なかったファミリー層をターゲットとして狙いを定めることを考える(戦略)。そして、具体的なファミリー層を集めるためのアイデアを実現させていく(戦術)。

 よく戦略的に考えるとか戦術を練るとかいう言い方をすることがあるけれども、実際にやってみると難しい。そもそも、どんなふうに戦略を練るのか、その方法が分からなければ、戦略の練りようがない。しかし、本書を読むと、戦略を練るための方法が具体的に書かれていて、戦略を練るということはこういうことなのかというのが見えてくる。

 ただの机上の空論ではなく、実際にUSJの経営を安定させた実績があるので、書いてあることに非常に説得力がある。もちろん、成功の原因は本人の尋常ならざる知識・経験によるところも多いだろうから、そう簡単にまねることはできないが、わずかながらでも参考になるところはあった。

 戦略・戦術云々は抜きにしても、単純にショービジネス業界の裏側を覗き見ることができただけでも読む価値はあるだろう。映画のアトラクションだけだと小さなこともが楽しめないので、批判は承知で漫画のキャラクターを取り込む必要があるのだとか、「ハリー・ポッター」のアトラクションに込められた思いとか、いろいろ人知れぬ苦労があるんっだなあということがひしひしと伝わってくる。

 エンターテイメント業界の裏話として読んでも面白いし、人生やビジネスに応用できる戦略論として読んでも面白い内容。自分も、いろいろな問題を山のように抱えているので、本書を見習って、戦略的に生きられるようにがんばりたいものだ。
タグ:森岡毅
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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました [ビジネス]


僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦

  • 作者: 出雲 充
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/12/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 およそ5億年前に地球上に生まれた単細胞生物ミドリムシ。植物と動物の間の生き物で、体内に葉緑体を持つ、中学の理科の教科書にも出てくる生物。このミドリムシが、いま世界中から注目を集めている。世界の様々な問題を一挙に解決する力を秘めているのではないかということが言われ始めたのだ。

 本書は、このミドリムシの研究開発を行い、その大量培養に世界で初めて成功したバイオベンチャー企業「ユーグレナ」の創業記。どのような経緯でミドリムシの開発が始まり、ミドリムシにどのような可能性があるのかを、創業者自らが解説している。

 もともと筆者は、学生の頃からバングラデシュの貧困問題に興味を持っていて、飢餓に苦しむ人々に食料を援助することに興味を持っていた人物。当初は、国連で働くことを考えていたが、タンパク質やミネラルなどの栄養素を海外から運ぶこと自体が難しいことが分かり、断念。他にいい解決方法がないかと考えあぐねていた際に、行き当たったのがミドリムシであるという。

 植物と動物の両方の性質を併せ持つミドリムシ。ビタミン・ミネラル・アミノ酸・脂肪酸など、人間が生きるのに必要な栄養素をバランスよく兼ね備えている。これを現地で大量に培養して、食料にできれば、人々の飢餓の問題を解決できるんじゃないか?

 ミドリムシの素晴らしさにすっかり魅せられてしまった筆者。もともと東京大学に入って、その後東京三菱銀行に就職し、エリートコースをまっしぐらに進んでいたが、学生時代からの夢を実現するために辞職を決意。家族の大反対を押し切って、ミドリムシ開発の会社を起業することに……。

 だが、その後、様々な壁が立ちふさがることになる……。

 本書を読むと、バイオベンチャー企業の創業から軌道に乗るまでの紆余曲折が書かれていて、壮大なドラマを見るようで非常に面白い。ベンチャー企業がどんなふうに資金を集めるのかとか、どういう問題が起こるのかとか、ベンチャービジネスの実際について具体的に見ることができる。難題が次々降りかかってきて、血のにじむような努力をしなければならない現実。日本で起業することって、こんなに大変なんだということが臨場感を持って伝わってくる。

 科学上の発見がなされて、実用化が可能な場合であっても、科学的に正しいこととビジネスとして成功するかは別問題。商品として世間に受け入れてもらうように感情に訴えかけなければならないし、様々な企業に働きかけて、商品の素晴らしさをアピールする必要もある。そういうテクノロジーとビジネスの実際についてもシビアに描かれていて、大いに社会勉強になった。

 苦労の甲斐あってか、ユーグレナのミドリムシ開発は世界中から絶賛されるようになる。その潜在的可能性は、食料問題への解決にとどまらない。たとえば、ミドリムシは、葉緑体を持つので、二酸化炭素を吸収し、地球温暖化問題への切り札となることが指摘されている。

 さらには、ミドリムシを大量に培養して、石油の代わりとなるバイオ燃料にしようという計画もある。ミドリムシに含まれる油が、高効率の燃料となりえて、飛行機のジェット燃料にも使えることが分かったのだ。もし、日本でミドリムシを使った燃料を確保できれば、石油を輸入しなくて済むので、経済や安全保障に与えるインパクトは大きいし、世界中のエネルギー問題への解決策にもなりうるだろう。

 どこの池や田んぼにでもいるようなちっちゃな存在ミドリムシ。いまこの生物が世界を変えようとしている。このダイナミズムには非常に驚かされるし、未来を変える力にはわくわくさせられた。読んでいて、サクセスストーリーを見るような楽しさがあるし、なにより筆者のあふれんばかりのパワーには圧倒されてしまう。これから、ミドリムシが世界でどのような活躍を見せるのか、期待しながら見ていきたいと思った。
タグ:出雲充

僕がアップルで学んだこと [ビジネス]


僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)

僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)

  • 作者: 松井博
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/04/10
  • メディア: 新書



 米国アップル本社で管理職として働いてきた筆者が、アップルの躍進の舞台裏について語るとともに、アップルの強さの秘密について考察した本。

 新しい製品が出るたびに全世界から注目される、世界の最先端を行く企業アップル。筆者は、1992年にこの会社に就職し、16年間にわたって在籍し、会社を内側から支えてきた。そんな筆者が語るのは、アップルの意外な姿だった。アップルと言えば、今をときめくイメージのある会社だが、筆者が就職した当時は経営悪化の真っただ中。社内はダメな雰囲気が蔓延していたのだそうだ。

 ジョン・スカリーがCEOのころのアップルは、まるで「船頭のいない船」状態。社員がてんでバラバラにプロジェクトを進行させていたり、社員同士のコミュニケーションはとれていなかったり。社内のモラルも低下し、社員がペットを自由に連れ込んだり、散らかり放題だったりの職場で、無茶苦茶な環境だったという。

 そんなどん底状態のアップルに復帰したのが、スティーブ・ジョブズ。彼は、あまたあるプロジェクトを整理整頓したり、社内環境を整備したり、新たな方針を作ったりと、ときには恐怖政治とも揶揄されるような激しさで会社を変えていく。ぜい肉をそぎ落とすように、無駄な部門に大鉈をふるっていく。

 どん底の状態からアップルがどのように変貌して、成功を導いていったのか? そのあたりの経緯が会社の裏側から見えてきて、非常に興味深い内容。まさにサクセスストーリーを地で行くような雰囲気で、爽快感のある話だった。アップルがどんな会社なのかよく知らなかったので、こんなにいろいろ紆余曲折があったのかと驚いたし、会社の内部事情も分かったりして面白い。

 とくに、ジョブズが掲げる「シンプル志向」という話は印象的だった。会社の得意分野に特化して、あれこれ余計なことに手を出さない。組織構造も、階層が多すぎると意思決定がスムーズにいかず、機動的な活動ができなくなってしまう。プロジェクトも組織もシンプル志向であることが、アップルの強みになっているのだそうだ。

 アップルのやり方が唯一の正解なのかよくわからないけれども、「どのような組織が理想的な組織の在り方なのか?」「良い製品を生み出すためのプランニングのあり方とは?」「社員から最大限に力を引き出すための職場環境のレイアウトとはどのようなものなのか?」などなど、組織の在り方とはどのようなものなのかということについて考えさせられてしまった。日本の会社とはずいぶん形態が違っていて、いろいろなデザインがありうることが知れて面白い。

 本書を読むと、アップル自体ももともと盤石ではなく、いろいろと苦戦して試行錯誤をしてきたことが分かる。組織というものも、たえず変化する生きものみたいなものなんだなあということが見えてきて、いろいろと勉強になった。
タグ:松井博

未来の働き方を考えよう [ビジネス]


未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

  • 作者: ちきりん
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/06/12
  • メディア: 単行本



 人気ブロガーのちきりんが、これからの人々の働き方について考察した本。

 ちきりんブログは毎回楽しみに読ませていただいており、これまでにも働き方に関するエントリはいくつも書かれていたけれども、今回は一冊の本として、その考えがまとめられている。

 今までは国内の大企業に入って定年まで勤めあげるというのが、働き方の理想モデルのようなところがあったけれども、これからの時代はそのようなこれまでの世間一般の常識は崩れていくんじゃないか。社会構造が激変しつつあり、働き方についても変化を迫られる時代になりつつあるのではないかということが書かれている。

 その原因となっているのが、IT革命、グローバリゼーション、人生の長期化。これらの大規模な社会変化によって、外国で働くことが当たり前になったり、ひとつの同じ仕事を続けるのではなく複数の仕事をするようになったり、徹底的にお金のいらない生活を目指したりと、働き方のスタイルも様変わりしていくだろうということが述べられている。

 実際に、若者たちが時代の変化に合わせて働き方を模索する様子も紹介されていて興味深い。大企業を辞めて新たな道に進む若者、低報酬でも経験を磨くためにあえてアジアで働こうとする若者、シェアハウスや物々交換でミニマムな生活を送る若者など、単なる思索ではなくて実際にこういう生き方もあるんだということが分かって、視野が広がる内容だ。

 「これからは外国に仕事が移ったり、機械化されて仕事が減っていくから、競争を生きぬくために能力を磨いて、バリバリ働こう」といったような本が多い中で、仕事を減らしても生きていくミニマムな生き方が紹介されているのは少し新鮮であった。働き方が変わるといっても、たったひとつの正しいやり方があるのではなくて、いくつもの選択肢があるということに気づかされる。

 時代が変化するということは、今までチャンスのなかった人にもチャンスが巡って来たり、新しい経験ができたりもするということ。変化は必ずしも悪いことばかりじゃない。それぞれの人が自分に合った生き方を選べる時代が来た。そういうエールを与えてくれる本でもあり、読んでいて少し元気づけられた。

 時代が変化していることにあらためて気づかされると同時に、人生に向き合うきっかけをくれる一冊。本書を読んで、自分ももう少し人生プランを真面目に考えねばと反省した。
タグ:ちきりん

激安エアラインの時代 [ビジネス]


激安エアラインの時代 (平凡社新書)

激安エアラインの時代 (平凡社新書)

  • 作者: 杉浦 一機
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2012/03/17
  • メディア: 新書



 航空自由化とアジア・ゲートウェイ構想によって、LCC(格安航空)が活躍できる体制が整った。ANAグループがピーチを設立するなど、日本の空に新しいライフスタイルが生まれつつある。本書は、航空の自由化が進むに至った経緯をふりかえるとともに、航空業界の現在について俯瞰した本である。

 世界に先がけてアメリカで始まった航空自由化。イギリスやEU、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどがこれに続き、オープンスカイが世界で受け入れられるようになった。日本では独自の障壁が存在しており、これまでLCCの上陸は阻止されてきたが、海外に比べて日本の航空運賃の高いことが指摘されるようになると、やがて日本も規制を撤廃し、運賃や路線について自由化に踏み切ることになる。

 これにより、LCCが続々と登場。各社は付帯サービスを有料にしたり、機種を統一して訓練プログラムを簡素化したり、座席の間隔を詰めたり、割安の空港を使用したりして、安い運賃を実現しようと、あの手この手で模索しているという。

 自由化にいたる世界的な流れがかなり詳しめに解説されているし、LCCがどのような仕組みで成り立っているのか、また、各社が熾烈な競争を繰り広げていることなども紹介されていて、興味深い内容の本。

 もともと本書を読もうとしたきっかけは、LCCの安全性について知りたかったからなのだが、本書はこれについても触れられている。コスト削減によって安全対策のための必要な経費が削られてしまうのではないかという懸念について、機種が統一化されることによって、作業や管理が比較的容易になったり、機種変更に伴う混乱がなくなるため、かえって安全性が高まるという話が紹介されていた。

 他にも、破たんしたJALの再生状況、ANAやスカイマークなどの戦略なども書かれていて、現在の航空業界の様子が網羅的に分かるようになっていて面白い。LCC参入によって、値段だけでなくライフスタイルも変わりそうで、今後どのような社会になっていくのか、楽しみになった。
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ワーク・シフト [ビジネス]


ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

  • 作者: リンダ・グラットン
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 単行本



 これからの世界において、人々は一体どのような働き方をするようになるのだろう? 本書はさまざまなデータに基づいて、2025年という近未来の世界において、人々の仕事がどのような様相を見せているのか、その未来像を探った本である。

 筆者によると、今後の10年ほどの間に、5つの側面において大きな変化が生じるだろうと言っている。それは、①テクノロジーの進歩、②グローバル化の進展、③人口構成の変化と長寿化、④社会の変化、⑤エネルギー・環境問題の深刻化というもの。

 これら5つの要因の変化が世界にどのような影響をもたらすのかと言えば、たとえば、
・世界中がクラウドとつながるようになり、仕事が低賃金の外国の労働者に外注され、グローバル
 な競争がますます激しくなってゆくこと。
・農業や介護、手術、工場の労働など、これまで人間がやってきた仕事がロボットに置きかえられ
 てゆくこと。
・自動通訳システムによって外国とのやり取りが頻繁になり、時差に関係のないせわしない日々
 が来ること。
・遠隔地との間でもクラウド上でのやり取りが可能になるため、人々がお互いに隔絶した形で仕事
 を行うようになり、孤独感が生まれてしまうこと。
・世界中の人間がグローバルな形で共同で創造活動を行ってゆくこと。
・ひとつの仕事だけでなく複数の小商いをこなすようなミニ企業家がたくさん出てくること
 などだ。

 人工知能アシスタント、自動通訳システム、ミニ企業家の流行、クラウド上の会議、ロボット介護など、現代社会にはまだ普及していないような技術や制度が前提になった予測も書かれていて、一見すると空想科学小説的ではある。だが、出てくるものはどれも現代のテクノロジーや社会制度の延長線上のもので、すでに現代社会にその萌芽が存在しているものばかりである。10年もすれば出てきてもおかしくないような予測で、そのうち本書に書かれていることが実現するかもしれないなと思わせる説得性がある内容だった。

 技術や社会制度が変われば、その中で生活している人々の生き方や価値観も当然変わってくるはずで、今までは当然だと考えられてきた価値観を改めなければならない日が、もうすぐそこに来ているのかもしれない。本書においては、ストーリー形式で人々の未来の生活が紹介されていて、未来の生活のシュミレーションのようになっている。今後どのような価値観を築けばよいのかを指南してくれている。

 「ハイコンセプト」という本と似たようなことが書かれていて、今後の仕事観について考えさせられる本。将来の孤独や貧困を乗り越える道はあるのか? 未来をよりよく生きるためのヒントが詰まった興味深い本だった。
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