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流星の絆 [ミステリ(日本)]


流星の絆 (講談社文庫)

流星の絆 (講談社文庫)




 「迷宮入りになった事件を解決する」といったタイプのミステリーが好きである。

 10年以上も前の事件をどうやって解決するのか? 不可能に挑戦する面白さがある。

 10年も経てば証拠も失われてしまうだろうし、周辺の人間の記憶も薄れてしまう。仮に犯人が見つかったとしても、裏付けをとることができない。ということは、犯人を罰することもできないということ。何とも言えないもどかしさがある。

 東野圭吾の「流星の絆」も、そんな迷宮入り事件を解決する作品だった。

 14年前に起きた洋食屋の店主夫妻が殺害された事件。両親を殺された三兄妹が、犯人を見つけ出して復讐を果たそうとする。

 この作品でも、かなり早い段階で犯人らしい人物が登場するのだが、いかんせん証拠がない。14年前に目撃した犯人の顔にそっくりという事実はあるのだが、それだけでは決め手にならないのだ。

 では、どうやって犯人を罰するのか? というところが、本書の見どころである。まあ、結構違法なことをやるわけなんだけれど、こういう汚い手があるのかとなかなか興味深い。

 ミステリーによっては、たいした裏付けもないのに、突然犯人が自白して解決してしまうものもあるから、そういうたぐいの話に比べると、読みごたえはあると思う。
タグ:東野圭吾
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