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天使の自立 [ミステリ(外国)]


天使の自立〈上〉

天使の自立〈上〉




 最近シドニイ・シェルダンにハマっている。

 疲れているせいか、あまり重たいものが読みたくない。シドニイ・シェルダンの本は、軽くサクサク読めるところがよいのだ。

 「天使の自立」もとても面白い話だった。主人公は資格を取ったばかりの弁護士ジェニファー。父親も弁護士だったので、法曹界には子供のころから憧れていた。司法試験も難なくクリアし、有名な法律事務所からはオファーが殺到する。

 刑事事件に興味を持っていたジェニファーは、ニューヨーク州検事局に入ることになったが、そこで思いもよらぬ事態が待ち受けていた。マフィアの罠にかかってしまい、公務執行妨害の濡れ衣を着せられてしまうのだ。

 せっかく夢見ていた世界に入ったのに、いきなりの人生転落。検事局からは追い出され、それどころか法曹資格までも剥奪されそうになる。悪評が立って、法律事務所の面接を受けても、軒並み拒絶されてしまう。

 ジェニファーはやむなく自分で法律事務所を開き、細々と仕事を始めることになる。やがて持ち前の優秀さが発揮され、弁護士として活躍を見せ始める……。

 若手弁護士のサクセスストーリー。負け犬だった主人公が、メキメキと頭角を現して、大成功を収める。ちょっと勝ちすぎなんじゃないかという感じもするが、とにかく読んでいてスカッとする内容だ。

 読んでいて気づいたのだが、シドニイ・シェルダンはひとつひとつのエピソードを描くのがうまい。エピソードごとに盛り上げる箇所があるし、最後に捻りのあるオチが用意されている。うまいジョークを聞いた時のような小気味よさがあるのだ。次はどんな楽しいエピソードが待っているんだろうと、ワクワクしながら読むことができるところがいい。

 アメリカの法曹界の裏話もたくさん書かれていて、こんな世界なのかというのが分かるところも面白かった。
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